直立のまま少し放置され、なぜかバランスをとることが辛く今にも倒れそうだった…
「早く横になりたいだろ。」
私の心理状態がまるわかりだった。さすがは経験豊富なだけあるなあと思いつつも、少し恨めしく感じながら倒れないようにいることに必死だった。
早く横になりたいのにそれをねだることもできずただされるがままだった…
そしてやっとのことで横にして貰えた。だけど横にされると余計に体が圧迫されるように感じた。
足先さえもラップ(=ここではストレッチフィルムの意)に包まれ鼻以外は全て外界から遮断されたようだった…
唯一の呼吸穴…非情にも彼はその上にラップをかける…すきまから少し空気が入ってくるぐらいに…
吸おうとすると鼻にはりついて空気が入ってこなくなる…静かに呼吸をすればまだましだったのかもしれない…だけど圧迫感と「物」になった興奮で息があがっていた。そしてクリトリスに当てられたローターがたまに動く時、体はピクピク反応してしまう…
きっと彼は初めてでどこまでしていいのか不安だったのだろう、あまり苦しくなるほどではなかった。。
放置というほどの放置もしないうちに、腕が圧迫に耐えられなくなってきた…手首を縄で長時間縛られてゆびが痺れる時のように腕全体が痺れて痛くて…
私はこういう痛みを伴うと素に戻りそうになる。
もぞもぞすることでしか腕の痛みを訴えることができず…
やっとのことで解放され、その瞬間汗だくの自分にきづいた。
中にいると汗をかいてるかどうかなんてまったくわからなかったしそんな余裕もなかったから…
すぐにタオルを渡してくれた。
う~ん全てを見越しているなぁと思いつつ…汗をふいた。