閉ざしてしまえば何も感じることはないと
そう信じて自分を偽って
心を閉ざしていようと決めた
寂しさ
苦しさ
もどかしさ
愛しさ
哀しさ
そんな感情を持つことがもう辛かった
なのに心を閉ざした自分には何もない
こんなはずじゃなかったのに…
いつになったら無気力な自分から開放されるんだろう
苦しい…
自分自身がわからなくて 持て余して
一人では生きられない
そう実感する
いつから真実に背を向けるようになったんだろう
本当の気持ちを表に出せなくなったんだろう
涙すら抑えて
私じゃない自分を
いつまで続けるのだろう
自問自答ばかり
今の私を
大切にしたい
そう思ってくれる人はいないだろう
きっと皆離れていく
一人が嫌いな私なのに
離れていく人々に
縋ることもできず
追いかけることもできず
「ごめんなさい」
と心で唱えて
できるのは自分を責めることのみ
涙もでなくなっていた私
そう 一粒も流れてくれなくなっていた
だけど今
文字を連ねているこの瞬間
頬をつたって止まないのは
紛れもない
私自身の涙なんだ
泣けないことが辛かった
久しぶりに溢れる落ちる涙は
少し心を落ち着かせてくれる
まだ
私の心は
死んでないんだね…