今回も半休をとってくれた彼とお昼から会うことになった。
お昼ごはんを一緒に食べて、いざホテルへ。
平日の昼というのにどこも満室でびっくり。
なんとか空いてるホテルを見つけ、部屋へはいる。
道具のほとんどは私が持ってきているので、一通りを出しておいて、私はシャワーを浴びに浴室へ。
シャワーを浴び、少しまったりしていると拘束衣の話になった。
今回は友人が試しにつくってみたという拘束衣をモニターとして貰い受けたのを持ってきていた。
でも、それはただの拘束衣と違い、体の部分はコルセットになっている。
「どんな感じが着てみようよ。」
と普通のトーンで彼が言い、私に着せ始めた。
腕を通し、コルセットが締まっていくだけで、そのゆるやかな圧迫感にもう私はスイッチが入りそう・・・。
腕を前にした状態で、袖の先を後ろへ回し最後は前でとめると、もうそれだけで何もできない私がいた。
拘束衣を着せ終わると、次は全頭マスクを被された。
体も頭もぴったりと締め付けられ私はもう喋ることも目を合わすことも、体をよじることもできないんだと実感する。
黒に覆われ、きっと今の私の状態は彼にとって既に人形かおもちゃにしか見えないんだろうなと思った。
ベッドに倒され、足首には枷がはめられ、首輪もつけられた。
そして、膝を折った状態で足首の枷に繋いだロープを首輪についたリングへ通して逆海老の状態でひっぱられる。。
首を絞めれると苦しいのに気持ちよくなってしまう。
コルセットで背中がほとんど曲がらないのでどう頑張っても首がどんどん絞まる。
なのにその状態にどんどん入り込んでしまいそうになる・・・。
そのまま横に倒され、全頭マスクの頭頂部のリングにもロープを繋ぎ、三点を引きよせた状態でロープを固定された。
苦しいしもうほとんど体を動かすことはできなくて、でも油断したら余計首が絞まっていくから、できるだけ反った状態でいなきゃいけない。
辛いのに悦んでいる自分がいた。
身を委ねるってこんな感じだったっけ・・・と少しずつ体が思い出してきたかのように。
拘束衣はナイロン製ですぐに汗だくだった。早く脱ぎたかった。
完全に拘束されるよりもなんだか辛かった。
逆海老状態から解放され、上体を起こされたので、てっきりもう飽きて脱がしてくれるのかと思ってた。
腕の拘束を解いてくれたのでその期待は更に高まった。
「もう解放して貰えると思った?」
と少し笑いながらいい、前にしていた腕を今度は後ろにまわしまた固定された。
なすがまま・・・そして私の感情なんてお見通しだった。
そして、ビニールの音がした。でも圧縮袋より柔らかい音。
呼吸を制御されるのはもう想像がついた。いやいや・・・と無力ながら首をふる。
でも、そんなの聞いて貰えるはずがない。
彼は全頭マスクで鼻からしか息ができていない私の頭に、そのビニール袋をかぶせ・・・
首の部分にロープをきつく巻いた。
多少の酸素はある。でもすぐにビニールが張り付いて息ができる状態は息を吐いているときだけ。
でも吐いているから息を吸えるわけがなくて苦しくて苦しくて・・・気絶できた方が楽だと思った。
「もうだめっ・・・」と声にならない声で助けを求めても彼は私の側にやってこない・・・
そしていつもぎりぎりのぎりぎりで彼は私に酸素を与えてくれる。
「全頭マスク、脱ぎたい?」
そう聞かれ私は大きく縦に首をふった。でもきっと聞くくせに脱がしてくれないんだろうって思ってた。
そしたら意外とすんなり脱がせてくれてほっとしたのもつかのま。
ストレッチフィルムで好き勝手私の顔を歪ませて遊び始めた。
息ができなくて苦しい上に、たぶんかなり無様な顔にさせられる屈辱感・・・
恥ずかしくて辛くて泣きそうだった・・・でもこういうの久しぶりだな、と思うと少し嬉しい気もした。
屈辱的な思いをすればするほど、私の心も遊ばれているような感覚になれるからかもしれない。
さんざんあそんだ挙句何重にもフィルムを巻かれた。
「動画映っちゃうし、顔わからないようにしなくちゃね。」
たしかにフィルムに巻かれた顔は、誰かわからなくなるけど、でも絶対変に歪んでいてそれが想像つくから恥ずかしかった・・・。
その状態からまた、ビニール袋を被せられ、首輪をはめられた。
さっきは鼻でしか息ができなかったのが、フィルムを破ってあけてくれた口でしか息ができない。
どうしても必死で息をしようとするから余計変な顔になる・・・。
そしてそんな状態でも顔に触れられ乳首を触られれば私は感じてしまうんだ。
ビニール袋を外されてまたビニールの音がする。今度は・・・圧縮袋の音だった。
私が一番苦手な、でも彼が一番好きな圧縮袋。
拘束衣のまま中へ入れられる。
顔はフィルムを巻いたまま更にストレッチ性の全頭マスクを被された。
久しぶりで恐怖心も強いのか、すぐに暴れ始めてしまう。
暴れれば暴れるほど苦しいのに・・・。
何度か体勢を変えて空気を抜かれる・・・。
そして途中で思い出したかのように、マジックの音がした・・・。
落書きをされている瞬間だけ自由に息が吸える、そんな状況だった。
それでも私は落書きされていることに興奮していて結局息はあがったままだ・・・。
何度目かで、圧縮袋に穴があいてしまったらしく、思いっきり吸われてもしばらくすると少し空気が入ってくるようになった。
それでも十分な空気じゃない。
でも彼はそれに気づくとまたそのまま空気を抜く。そしてまた・・・と繰り返す。
終わりがわからないまま繰り返されるというのは一番恐怖心を煽るもので、一発で思いっきり空気を抜かれるより精神的に辛かった。
もうまるで圧縮袋壊したお仕置きみたいに、何度も何度も空気を思いっきり抜かれた。
そしてやっと拘束衣を脱がせてくれた時には汗だくて髪も汗で濡れているほどだった。
でも、
まだこれで終わりなはずがなかった。