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Another me~完全拘束に身を委ねて~

Another me~完全拘束に身を委ねて~

圧縮袋やラップでの完全拘束、呼吸制御と窒息、マミフィケーションなどのSM的嗜好を持つ二人のことを書き綴っています。


恐怖心とマゾヒズム

Category: 徒然   Tags: ---
先日、SMしたいなぁとぼんやり思って「哀希」のアカウントに久々ログインした訳なんですけれど、
かといって叶うなんて本当は思ってもなかった。

知らない人と出会うリスクも煩わしさも知ってる。
私が誰かに体を預けることができるなんて夢のまた夢だなって思ってた。
だから出会えるなんて期待してなかった。

なのに、まさかの彼とまさかまた関係を戻すことになった。
とはいえ本当に会う日が来るんだろうかと思って彼に伝えたら、具体的に日を決めてくれて来月初めに会うことになった。


そしたら途端に今度は期待とか欲求より不安が大きくなった。
私に、耐えられるのかなって。


これまで私はSMショーとかSMライブにはそれなりに出させて貰ったけれど、どれも私をさらけだす必要なんてなかった。
きれいなSMをしていればそれなりに喝采を浴びた。
縄に身を預ける私も鞭に怯えながら泣く私も、決して嘘じゃない。
相手との関係性もありきで表現できたことに変わりはない。

逆さ吊りやら一本鞭の連打と呼吸制御、どっちが辛いかって選べないくらいどちらも辛い。

でも私の本気のマゾヒズムはSMショーでは出せないし出てはこなかった。


恥ずかしいとか苦しいとか辛いとか、同じ気持ちは抱くけれど
彼とのプレイとでは全然レベルが違う。


全てさらけ出さざるを得ないくらい追いつめられる。
それでも、まだパニックになったことはないけど、これからもしかしたらそうなるのかもしれない。

彼と私は、夫婦ではないし恋人でもない。
ずっとずっとそんな関係を続けてきた。途切れては繋がり、その繰り返し。

カテゴライズは難しいけれど、もしするとしたならば一番近い関係性は「友人」だと思う。
変態性を隠すことなく、本名やら仕事内容も知っている中で何かを隠して話をする必要が特になかった。

これからもそれでいいと思ってる。
依存するつもりも甚だない。

でも、昔プレイしていた頃、彼は私への情を押し殺していたという。
だから私も彼の情を感じたことなかった。
それは確かにとても寂しく感じた。

でも、きっと依存されるのが怖かったんだと思う。
彼には守るべきものがあったから。

かといって、彼が気持ちを押し殺していたなんてことはいざしらず。

もう押し殺したりはしないと言った彼の言葉を信じるとしたら、尚更私は怖くなる。





だって、それを感じてしまったら私はもっと耐えるしかなくなるんじゃないかって。


私はとても臆病で怖がりでヘタレで。
彼は私をマゾとして特別と思ってくれたみたいだけど、私にはそんな実感はなく。
私にできることならきっと誰でも耐えられるだろうと思ってる。


だから逆に彼が特別を感じてくれた理由は正直わからない。


でも、嬉しかったのは事実。


恐怖を感じているのも事実。



そんな事実が私の心を揺り動かす中、私は・・・





その恐怖に向き合おうとしている。



もう随分歳をとってしまった。彼と初めて会ってから15年くらい経つ。
それでも、私は彼のサディズムに向き合うマゾヒストでいたいと思っている。


そう思いながらも、やっぱり会うのが怖い今日この頃…。


by 酔っ払い 哀希


プロフィール

哀希-aki-

  • Author:哀希-aki-
  • 振り返れば幼少時代からMでした。根本は羞恥系M女。そこからSMといわれる事は一通り経験し、完全拘束という世界を知りました。呼吸すら相手に委ね、なすがままのこの世界が好き。7年の休息期間を経てまたJ Master様のパートナーとなり戻ってきました。
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