「早くシャワー浴びといで。」
その言葉に恐怖心を抱きつつ、私はシャワールームへ向かった。
声が少し怒気を帯びていた。というのも、今日私は大幅な遅刻をしてしまったのだ。
久しぶりに会うというのに関わらず、私は寝坊してしまい1時間の遅刻。
10分やそこらなら怒ったりすることはないけれど、さすがに1時間となるといくら普段優しい彼でも少し怒っているようだった。
そんな彼は私にとって恋人であり唯一無二のサディストだ。
そして私は彼の変態さにひけをとらないマゾヒスト。
遅刻に関してお仕置きは免れないだろうな・・・とシャワーを浴びながら不安になる。
でも、どこかで私は期待してる。
今日私はどこまで堕ちていくんだろうって。
バスタオルを巻いた状態で部屋に戻る。
ソファに座っている彼の足元に座った。
「あの、今日・・・ごめん。ほんとにごめんなさい。」
俯きがちに謝ると髪を鷲掴みにされ顔を上げさせられた。
彼と目が合う。
あ・・・だめだ、もう完全にスイッチが入ってる。
そう思った瞬間髪の毛を放され、すぐさまびんたが飛んできた。
反射的に顔を背けてしまう。
「こっち見て。ほら、目そらさない。」
その言葉で私は彼と目を合わす。彼の目を見るだけで私も完全にスイッチが入ってしまう。
何度も繰り返されるびんたはとても痛くて、必死で耐えた。
もう涙目になっている私に彼は軽くキスをくれた。
「さて、お仕置きはこれからだよ。今日はたっぷり時間もあるしとことん楽しませて貰うよ。」
そういって彼はにっこり笑った。
彼の笑顔ほど怖いものはない。でもその言葉に私は悦んでしまうのだ。
期待と不安でいっぱいの私の首には首輪がつけられた。ほとんど隙間がない私の首にぴったりサイズの首輪。
大きめのものだと、すぐになれて実感できなくなってしまうものだけど、こうもぴったりだとずっと実感せざるをえない。
首の拘束感も彼のモノだということも。
首輪をつけおわると両手両足にもそれぞれ一つずつ枷をつけ、手枷だけ繋いで手首を拘束された。
そしてその手枷に鎖をつけ私を立たせた。
SMホテルだからか天井付近にバーがあった。
そこに鎖をかけ、私をつま先立ち状態にするとその鎖を首輪に繋いでしまった。
「ちゃんと手を上げとかないと、首が絞まるよ。」
彼はそういうけれど、目一杯手を上げていても既に苦しい。
つま先立ちでよろよろする度に首が絞まってしまう。
「…あ…あぁっ…」
「ふふ、楽しそうだね。さて、もっと楽しませてあげるよ。」
そういうと彼はマジックを手にした。もう次自分がどうなるかすぐわかった私は泣きそうになる。
やだ…恥ずかしい…。そう思ったところで、逃げるどころか手首と首だけの拘束なのにほとんど動けない私。
マジックが肌の上を滑っていく。脚からおなかお尻や背中まで何か書いているようだった。乳輪は塗りつぶされ更に大きな乳輪のようにされた。
彼と目が合う。…いや、顔だけは…。
必死で少ししか動かせない首を横にふる。
なのに、顎を軽く掴まれるだけで、もう微動だにできない。
「やだ…やだぁ…!」
そんな私を無視して彼は顔にも落書きをする。何を書かれてるかはわからない。でも文字云々以前に落書きだらけの体になっていることに恥ずかしくて涙が溢れた。
「涙が出るほど嬉しいんだ。
お仕置きのつもりがあきには全然お仕置きになってないんだね。」
「ちがっ……あぅ…」
ふいに鎖を引っ張られ声をあげてしまう。
「こんなことされて乳首たってるくせに、違うなんて説得力ないよ。」
「あ、そうそう。このインク完全に乾くのに少し時間がかかるみたいなんだけど、完全に乾くとかなり消えにくいみたいだよ。
だから、とりあえず僕はシャワー浴びてくるね。
まってる間退屈だろうから自分の体でも観賞してなよ。」
そういうと私の向きを鏡が見える方向に変え、足枷も繋いでしまい、自分のベルトを外すと太ももに締めてしまった。
ただでさえつま先立ちでバランス取るのが必死なのに足首と太ももを固定されるとさらによろける。
更に口にはバルーンギャグをかまされた。
空気を入れられると口の奥で大きく膨らみ吐き出すこともできなかった。
「いいこにしてるんだよ。
言っとくけど、勝手にイッたらお仕置き増えるからね。」
いや…ひとりにしないで…そう思っても言葉にすることも叶わず彼の背中を見送った。
目の前には恥ずかしい体にされた私がいた。恥ずかしくて見てられなくて俯こうにも首が絞まるだけ…逃げ場も救いもないこの状況に私ははしたなくも何度もイッた。
どこにも触れられていないのに。
その言葉に恐怖心を抱きつつ、私はシャワールームへ向かった。
声が少し怒気を帯びていた。というのも、今日私は大幅な遅刻をしてしまったのだ。
久しぶりに会うというのに関わらず、私は寝坊してしまい1時間の遅刻。
10分やそこらなら怒ったりすることはないけれど、さすがに1時間となるといくら普段優しい彼でも少し怒っているようだった。
そんな彼は私にとって恋人であり唯一無二のサディストだ。
そして私は彼の変態さにひけをとらないマゾヒスト。
遅刻に関してお仕置きは免れないだろうな・・・とシャワーを浴びながら不安になる。
でも、どこかで私は期待してる。
今日私はどこまで堕ちていくんだろうって。
バスタオルを巻いた状態で部屋に戻る。
ソファに座っている彼の足元に座った。
「あの、今日・・・ごめん。ほんとにごめんなさい。」
俯きがちに謝ると髪を鷲掴みにされ顔を上げさせられた。
彼と目が合う。
あ・・・だめだ、もう完全にスイッチが入ってる。
そう思った瞬間髪の毛を放され、すぐさまびんたが飛んできた。
反射的に顔を背けてしまう。
「こっち見て。ほら、目そらさない。」
その言葉で私は彼と目を合わす。彼の目を見るだけで私も完全にスイッチが入ってしまう。
何度も繰り返されるびんたはとても痛くて、必死で耐えた。
もう涙目になっている私に彼は軽くキスをくれた。
「さて、お仕置きはこれからだよ。今日はたっぷり時間もあるしとことん楽しませて貰うよ。」
そういって彼はにっこり笑った。
彼の笑顔ほど怖いものはない。でもその言葉に私は悦んでしまうのだ。
期待と不安でいっぱいの私の首には首輪がつけられた。ほとんど隙間がない私の首にぴったりサイズの首輪。
大きめのものだと、すぐになれて実感できなくなってしまうものだけど、こうもぴったりだとずっと実感せざるをえない。
首の拘束感も彼のモノだということも。
首輪をつけおわると両手両足にもそれぞれ一つずつ枷をつけ、手枷だけ繋いで手首を拘束された。
そしてその手枷に鎖をつけ私を立たせた。
SMホテルだからか天井付近にバーがあった。
そこに鎖をかけ、私をつま先立ち状態にするとその鎖を首輪に繋いでしまった。
「ちゃんと手を上げとかないと、首が絞まるよ。」
彼はそういうけれど、目一杯手を上げていても既に苦しい。
つま先立ちでよろよろする度に首が絞まってしまう。
「…あ…あぁっ…」
「ふふ、楽しそうだね。さて、もっと楽しませてあげるよ。」
そういうと彼はマジックを手にした。もう次自分がどうなるかすぐわかった私は泣きそうになる。
やだ…恥ずかしい…。そう思ったところで、逃げるどころか手首と首だけの拘束なのにほとんど動けない私。
マジックが肌の上を滑っていく。脚からおなかお尻や背中まで何か書いているようだった。乳輪は塗りつぶされ更に大きな乳輪のようにされた。
彼と目が合う。…いや、顔だけは…。
必死で少ししか動かせない首を横にふる。
なのに、顎を軽く掴まれるだけで、もう微動だにできない。
「やだ…やだぁ…!」
そんな私を無視して彼は顔にも落書きをする。何を書かれてるかはわからない。でも文字云々以前に落書きだらけの体になっていることに恥ずかしくて涙が溢れた。
「涙が出るほど嬉しいんだ。
お仕置きのつもりがあきには全然お仕置きになってないんだね。」
「ちがっ……あぅ…」
ふいに鎖を引っ張られ声をあげてしまう。
「こんなことされて乳首たってるくせに、違うなんて説得力ないよ。」
「あ、そうそう。このインク完全に乾くのに少し時間がかかるみたいなんだけど、完全に乾くとかなり消えにくいみたいだよ。
だから、とりあえず僕はシャワー浴びてくるね。
まってる間退屈だろうから自分の体でも観賞してなよ。」
そういうと私の向きを鏡が見える方向に変え、足枷も繋いでしまい、自分のベルトを外すと太ももに締めてしまった。
ただでさえつま先立ちでバランス取るのが必死なのに足首と太ももを固定されるとさらによろける。
更に口にはバルーンギャグをかまされた。
空気を入れられると口の奥で大きく膨らみ吐き出すこともできなかった。
「いいこにしてるんだよ。
言っとくけど、勝手にイッたらお仕置き増えるからね。」
いや…ひとりにしないで…そう思っても言葉にすることも叶わず彼の背中を見送った。
目の前には恥ずかしい体にされた私がいた。恥ずかしくて見てられなくて俯こうにも首が絞まるだけ…逃げ場も救いもないこの状況に私ははしたなくも何度もイッた。
どこにも触れられていないのに。
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