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Another me~完全拘束に身を委ねて~

Another me~完全拘束に身を委ねて~

圧縮袋やラップでの完全拘束、呼吸制御と窒息、マミフィケーションなどのSM的嗜好を持つ二人のことを書き綴っています。


変態に変態って言われたくないの。

Category: 徒然   Tags: ---
私、変態さんに変態って言われることをとても恐れています。

初めてSMを体験したのは18歳でした。
そこから、色々なS男性と知り合いました。SMバーにも行ったりすることもありました。

たくさんのSM嗜好をもつ方々と交流させてもらってきたと思います。
でもそのほとんどが私がこんなに変態だって知りません。


言えないんです。
S男性を前にしても。M女性を前にしても。


変態!って思われてしまう気がして。


SMが好きな人の中で一般的なものといえば、縄でしょう。そして羞恥責め、快楽責め、露出。
私も一通り経験してきました。

四六時中主従という関係を結んだこともありました。

でも、いつも私は自分を曝け出せずに過ごしてきました。

正直、私がSMをしたことをある中で最もサディズムを強く感じる彼にすら、私はまだ全てを曝け出せていません。
曝け出せないというよりは、素直に慣れてないといったほうが正しい表現なのかもしれませんが。


ただ直接伝えていなくても、多くを彼は汲み取ってくれているとは感じているんですけどね。(笑)



私はよく言えば柔軟で、悪く言えば感化されやすい、そんな人間なんです。
だから私にとってのSMが必ずしも完全拘束である必要はありません。
羞恥であろうが、苦痛であろうが、拘束であろうが、放置であろうが、相手との関係性さえ成り立っていればなんでもいいんです。

苦手なこともたくさんあるけど、それを頑張って喜んで貰えたらそれはそれでとても満たされることなんです。
そんな私が現時点で、もしいくら相手のことを大好きでも躊躇するなって思う行為は、
食糞とか激しい出血を伴うものぐらいじゃないかと。
それだけ幅広くSMに関われる中でも、一番居心地がよかったのがこの世界でした。

呼吸すら委ねる完全拘束というこの世界。

一番辛いし苦しいかもしれない。一番終わりがない世界。
でも、だからこそ私は他では手放せない何かも此処なら手放せる。
なくならずとも理性が薄れる。
何重にも被った鎧を少し脱げる気がするんです。


たぶん余程理性が強いんだと思います。
いつもSMしてる私を傍で冷静な目で見ている私がいる。

そんな私を払いのけたいのに、その私はいつだって消えてくれない。


「一度でいいから哀希がおかしくなるくらいに責めてみたいよ。」と彼に言われたことがあります。

私も一度でいいから我を忘れるくらいに責められてみたいって思ってます。
でも、その一方で怖いんです。もしその一度が来たら、もう飽きられてしまうんじゃないかって。
それで満足されてしまうんじゃないかって。

ほんとばかな変態です、私。






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プロフィール

哀希-aki-

  • Author:哀希-aki-
  • 振り返れば幼少時代からMでした。根本は羞恥系M女。そこからSMといわれる事は一通り経験し、完全拘束という世界を知りました。呼吸すら相手に委ね、なすがままのこの世界が好き。7年の休息期間を経てまたJ Master様のパートナーとなり戻ってきました。
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