「これ、着て。」
と渡されたのは全身タイツ。
事前に私の住所に送れてきていたピンクの全身タイツ。
なんでピンク・・・ただでさえ全身タイツって私からすると恥ずかしいのにピンクとか尚更恥ずかしい・・・。
そしてもちろん圧縮袋の再登場・・・。
もう圧縮袋は終わりだと思っていたのに…。
一回目だけは早めに解放してくれた。
でもそれ以降は本当にひどかった。
壊れていると思っているから、少しでも私が息出来ているのをみるとすぐに空気を抜いてしまう。
壊れているといってもそんなにすぐ沢山の酸素が入ってくるわけじゃないのに。
これ以上抜けないくらい空気を抜く。
吸引ポンプのスイッチが入るだけで怖くてたまらない。
空気を抜かれながらすでに暴れていた。
壊れていても、タイミングによっては中々まったく空気が入ってこない時もある。
それに今吸いたい空気がないんだから当然窒息するわけで。
圧縮袋に入れられるといつも思う。必死になるとこんなに暴れてしまうんだなと。
回を重ねるごとに限界は引き上げられていく。
怖い、怖いよ・・・。
やっぱり圧縮袋は苦手・・・。
会う前に圧縮袋に入れた状態で電マとかローターで快楽責めもいいねと言われてた。
電マはもってなかったし、ラブホにもなかった。ローターは多分目にとまらなかったのかな。
こんな状態で快楽責めなんて耐えられるわけないって思った。
今回は免れたけれどきっといつかされるんだろう。
快楽責めというのはあんまり経験がないので未知の世界。
全く興味がないかと言われれば嘘になるけどやっぱり怖い。
何度か圧縮されては解放されを繰り返し、やっと圧縮袋から解放された。
ソファに座った彼の前に私が座り込んでいるカタチになって、乳首に触れられる。
「こんなピンクの全身タイツでこんなに乳首たたせて恥ずかしいね。」
と彼はいい、私は恥ずかしくも体を震わせイキそうになる。
こんなにたくさんひどい目にあった後なのに、私はこんな簡単なことでイキそうになってしまうんだ。
全身タイツを脱がしてくれて、
「シャワー浴びといで。片付けしとくから。」
終了の合図。
途端に私はもう終わりなの?と物足りなさを感じてしまう。
もう、そんな体力も余裕もないはずなのに、もっと色々されたいって思ってしまう。
本当にどうしようもな変態だ。
Fin
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