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Another me~完全拘束に身を委ねて~

Another me~完全拘束に身を委ねて~

圧縮袋やラップでの完全拘束、呼吸制御と窒息、マミフィケーションなどのSM的嗜好を持つ二人のことを書き綴っています。


シンプルに生きよう

Category: 徒然   Tags: ---
私は昔から自分のことを好きになれませんでした。


気が強い私。

いつも冷静な私。

人に優しくない私。

可愛くない私。

綺麗じゃない私。

太っている私。

ネガティブな私。

人を好きになれない私。

人を信じられない私。

理屈っぽい私。

素直になれない私。

マゾな私。

負けず嫌いな私。

完璧主義な私。

爪の甘い私。

ほとんどの人に心を開かない私。

人見知りな私。

親を愛せない私。


全部好きになれなかった私です。


好きになれなかった私を挙げるのはこんなに簡単なのに、好きな私を挙げようと思うと何も出てきません。

20代は本当によく悩みました。


「自分ですら好きになれない自分を誰が好きになってくれるの?」

と言われたことがあります。
その通りだと思う。

自分が愛せない自分を誰が愛してくれるんだろう。
お勧め出来ない自分に誰が興味をもってくれるんだろう。


そう思いながらも、やっぱり好きにはなれなかった。

見た目も性格も考え方も全部大嫌いだった。

私はなんで生まれたんだろう。
姉を一人っ子にしないためだけに生まれてきたんでしょう?
私自身が望まれて生まれてきた訳じゃないんでしょう?

私は生まれてきたくなかった。

生まないでほしかった。


何度も何度もそう思ったことがある。


生きることが辛かった。

10代20代はそんな風に思いながら過ごすことが多かった。

でも30代を迎えて、少しずつ変化してきているなと思う。

私を好きになれない私の気持ちは私を好きになってくれたり興味を持ってくれた人に対してはとても失礼な事だと気づけた。

それぐらいには私を好きといってくれた人達の気持ちを信じられているということ。

沢山の出会いの中で沢山の関わりの中で、そう気づけた。


本当に沢山の素敵な人達に出会えたことに感謝してる。


今でも自分の容姿に自信はないし、性格も決して良いとはいえない。

そんな自分に辟易することも沢山ある。


それでも、昔よりは少し自分を認められるようになってきたのかなと思う。


彼とまた再会できたこともそう。


そんな縁を繋げられたのも自分ありきなんだと、やっと少し思えるようになってきた。


少しずつ大人になっていく。

少しずついらないものを手放していく。

そして本当に必要なものだけを手繰り寄せていく。



そうやってシンプルに生きればいいんだと今は思える。
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プロフィール

哀希-aki-

  • Author:哀希-aki-
  • 振り返れば幼少時代からMでした。根本は羞恥系M女。そこからSMといわれる事は一通り経験し、完全拘束という世界を知りました。呼吸すら相手に委ね、なすがままのこの世界が好き。7年の休息期間を経てまたJ Master様のパートナーとなり戻ってきました。
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