もう一人の会った人との具体的な行為は完全拘束だった。
私は小学校位から、親の目を盗んでラップや包帯、ガムテープを自分の部屋にもちこんでは巻いたりしていた。
もちろんまだ小学生だったからやらしい気持ちを自覚はしていなかった。
ただ自虐というか…
よく自分にノルマを課せてそれができなかったら罰、というように自分の中で自分を罰するルールをつくっていたりした。
あのときは自分がMだなんて考えもしなかったしそんな性癖があることすらもちろん知らなかった。
その当時はラップでまくといっても、動けないようにというわけじゃなくおなかや足を巻いたりしてた。捲りあがらないようにガムテでとめたりしながら。
それからSMという世界をしり、縄に憧れた。
ラップや包帯というものが世間一般のSMではあまり聞かなかったので自分の性癖が人一倍マニアックで変態のような気がして、相手がSだとしりながらも自分の性癖を100%明かすことはできなかった。
一度だけラップに巻かれたこともあったけれど、その一度きりだった。
私は縄も好きだし、首輪も好き。ラップや包帯で巻かれたい!という切実な想いがあったわけではなかったから半分あきらめていたし、それがそんなに辛いことでもなかった。
だけどあるとき、完全拘束に特化したホームページをみつけた。
何で検索してでてきたのかはまったく覚えてない。。
そして見ているうちに、いいなぁという感情が芽生えてきた。。こんな風にされてみたい、と。
その時はその程度の感情だった。
また少したって別の完全拘束のホームページをみつけた。
そこの管理人の方と話をしてみたくなった。。
別に体験希望というのではなくただ、話をしてみたくなった。
だけど少し迷いもあって、BBSに足跡を残すことさえ躊躇われた。
その迷いをおしきったのは、好奇心?憧れ?よくわからないが、そのホムペに何度か訪れたある日足跡を残した。
そして、メッセでも話をするようになり、話をきいているとどんどん興味が湧いてくる。。。
そして結局会う話がまとまった。。
彼は完全拘束だけでなく、その上での呼吸制御もすきだといっていた。
「初めてなんだからそこまでしないよ」
とは言っていたけれど少し怖かった。
前に付き合っていた人に呼吸制御をされたことがあって、酸欠で頭が痛くなりしんどくなったことがあったから。
それに、脳にダメージを与えるレベルがわからないからどこまでなら大丈夫なのかもわからない。
大丈夫なんだろうか…そんな不安が強かった。でも彼は色々経験しているし無謀なことはしないはず、という安心感も少しあった。
そして当日…やはり圧縮袋は勘弁して貰おう、と思って、やっぱり怖いというメールを入れた。
返事が怖かったけど、返ってきたのは
「怖いんならやめとこう^^圧縮袋はもってかえって普通に使ってね☆」
という感じのメールだった。
なんだかホッとした。
逆にそのメールを貰って、入ってみてもいいかな、という気持ちになったのも確か。
約束の時間がきて彼の待つ場所へ向かった。
いざ会ってみると画像はもらっていたもののまた違う雰囲気の人だった。
まったく変態にはみえない(笑)インテリな感じの人だった。
彼のお仕事の話をきいたりしながら話は変態の領域に入っていった。
そして圧縮袋の話がでて、試しにはいってみたらとすすめられた(笑)
まだ素だったからむしろ逆に恥ずかしくて自分からは入りづらかったけど、怖いといっている限り無理矢理いれられることはないだろうと思っていた。私は少し強引な位の方が好き。。でも今回はちゃんと断りをいれてるし、無理強いはしないだろう…でもちょっと入ってみたい気もする…
自分の中で葛藤が続き、結果入ってみることに…
布や布団に包まれているほうが呼吸もしやすいらしく、不安を半減させるためか布団と一緒にいれてくれた。
チャックを閉められ、胸の中は恐怖と期待と不安でいっぱいだった…。
全てを遮断され、思うがままにされたい。。
昔からそんな妄想があった。
SMという世界をしり、実際に初めてそんな行為をした相手は恋人でも友達でもなかった。昔やっていたホムペでしりあった人。恋愛感情はなくただSMへの憧れと好奇心だった。
その人とは何度か会うことがあり、その度私は確かに濡れていた。
だけど私が元々求めていたものとは違うような気がしていた。
私が経験したのはごく一般的な普通のSM(ちょっと意味のわかりにくい日本語だけど目を瞑ろう…汗)だったと思う。
縛られたり、洗濯ばさみや目隠し、アナル…よく聞く内容ばかりだったと思う。
彼以外もそうだった。
私の願望や妄想とは少し違っていたけれど、Mである以上躰が反応しない訳なかった。。
元々私の抱いていた憧れとは、拘束、だった。
逃げ場のない、ただ受け入れるしかないような…。
躰だけでなく心も縛られたかった。
1ミリも動けないようにがんじがらめに拘束され、全てを相手のなすがままに…
私は昔、会う勇気がなかった頃、ある人に電話やメールで調教されていたことがあった。
今思うと逢ってもいないのにどうしてあそこまで私の心を縛れたのか不思議でたまらない。
彼は優しく厳しかった。
最初の頃はオナニーを命令されたり、そんなところから始まった。
エスカレートすると、私は毎晩自分で彼に縛られることを思い描きながら自分の足をベットに大の字や芋虫状態で縛りつけ、手も使えないように工夫して縄にからませたりして眠りにつくようになった。もちろん彼の命令で。
そして早朝出勤の彼から毎朝電話がかかってくる。
オート着信にしてイヤホンをしている寝ている私の耳に彼の声が聞こえる…
そして目がさめる…
彼は動けない私を悶々とさせるだけさせて電話をきる。いくら哀願しても自慰はなかなか許して貰えなかった。
そんな毎日が続く中で、私は彼だけに設定している着信音を聞くだけで躰が反応するようになっていた。
彼の声を聞くだけで発情していた。
恋愛感情とは少し違っていたけど、彼を主として愛していたんだろうか…
今の私にはその当時の私の感情はわからなくなってしまった。
だけどあの時の私はまるで彼のおもちゃだった。
彼氏ができたことで彼とはお別れし、今はどこでどうしているのかわからない。
彼と別れて、それ以降あのときのようにがんじがらめに拘束されたことはない…
懐かしい過去…
今の私はまた、拘束されたい気持ちがすごく強くなっている。
私の一分一秒を管理されたい、束縛されたい、そうではない。
私の体を縛ることは簡単だと思う。
だけど心まで縛ってほしいのだ。逢えないときも一緒にいないときでもいつでも私がその人のことを四六時中考えている程に。
全てを委ねたいと思える程に…
もう一人逢った人がいた。その人との出会いは、彼のホームページを私が見つけ、コンタクトをとったことに始まった。
とりあえずBBSに足跡を残し、それからメッセで話をするようになった。
最初は会う気は全くなかった。それなのに、いつのまにか逢う話がまとまっていた(笑)
そして、私の普段とは全く違う、エムの顏を彼にみせてしまった…
彼は、私が昔望んでいた理想の形に近いものをもっている人だった。
今はそこまで理想を追ってはいないけれど、昔は憧れと理想が私の頭の中で出来上がっていた。
自分が妄想していた形をもってる人がいるとは思わなかったから彼をしればしるほど驚かされる。
私もそう思ったことがある!ということを彼はよく口にするのだ。
ど変態同士気が合うみたい(笑)
初めて会う、約束の日。
正直逢うことには戸惑いを感じていた。
なんだろう、自分がすごく軽はずみに思えて。
結果的には、逢えてよかったと思っているから、結果よければすべてよしなんだろうけど。。
自分がエムであることを再確認した夜でもあった。
やっぱり私はこの世界からぬけられないのだ、と。
この性癖からはにげられないのだ、と。
私の中のMは波が激しい。
SMなんかいらない、と思うこともあれば、虐められたくてたまらないこともある。(その方が多いか…汗)
Mといっても鞭や蝋燭で苦痛という快感はえることができないし、奉仕が好きなタイプでもない。
ひたすら堕とされ、弄ばれ快感の波に襲われる…
性器を愛撫されることよりも、顏を弄ばれたり、体を拘束されることの方がずっと私にとっての愛撫になる…
惨めで無様な自分を受け入れてくれる、
そんな私を愛してくれる、
それがわたしの理想の恋人
体を拘束され、なすがままになる事が好き。
自分の体のはずなのに、自分の意思では何もできず、ただ相手に身を委ねる…
手足の自由を奪われるだけでもうなにもできない。だけど私はもっと追い詰められたい。
縛られ方ひとつにしても追い詰められる縛られ方がすき。
たとえば、逆海老反りで首輪をして、首輪と足を繋いでおけば、うつむこうとすれば首がしまるし、首がしまるから顏をあげるしかない…
正座に縛られて、手を後ろ手に縛られ、ノーズフックをかけられる。顏が天井にむくくらいひっぱられたフックの先は腕か足首に固定されたら、鼻がひっぱられるから上をむいておくしかない…
そんな感じにおいつめられていくのが好き…
そして手足の自由だけじゃなく、顏をそむけることすらできないくらいに拘束されたい。
顏で遊ばれるのは恥ずかしくてたまらないのになぜかすごく感じてしまう…。
変態だな。。。と実感する。
ノーズフックや口枷、さらには落書きをされ、醜い顏になっていく…それを恥ずかしいねと笑われて、私は哀しくも濡らしてしまうのだ…
普段の性格は受身じゃないはずだけど、エム性がでてくるととにかく受身でいたい。
なすがまま、されるがまま…
まるでdollの様に…
こんな過去に囚われている私でもやはり出会いは求めてる。このままじゃいけないと思ってるから。彼と別れてから、私は彼をふっきる為に色んな人とあったし、付き合いもした。それなのに今になってどうしてこんなにも彼を思い出してしまうのか、わからない。
一人だからなのかなぁ…
それとも抑えつけていた想いが爆発した?
もう元には戻れない恋。早く何も思わずにいられるようになるといい…
一人になってからS男性と会うことも二度あった。 一人はあるサイトの募集でしりあった人。彼とはキスまでしかしなかった。
性癖でいえば申し分なかったのだと思う。お互いに。性格的にも容姿的のも悪いわけではなかった。むしろ、どちらかといえばもてるタイプだったのではないだろうか。
だけど、異性に対する好き、という気持ちはあまり抱かなかった。
だけど、焦っていたとこもあって、彼でもいいかな、私を気に入ってくれてるみたいだし。。。
そんな考えも無きにしも非ず…
それじゃだめだよってとめる私と別にいいじゃんという私。
結局は自分にうそはつけないし、嫌いではなかったからむしろ傷つけてしまうのも不本意だったので、正直に気持ちを伝えた。好きだけど、それはまだLikeどまりだと。
それから彼から連絡は、ない。
まぁしりあってそんなに月日はたってなかったし、こんなものよね。
たまに自分の欲しているものがわからなくなる。
私は何がほしいの?何を求めているの?
自分にそう問いかけるけれど、わからなくなって途中で考えるのをやめてしまう。
単純に愛がほしい。
それだけの事に違いはないのだけど、ならなぜこんなにも悩むのか。
それはエムだから…
醜く歪んだ感情がついて回るから。
エムとして愛されたいけれど、
エムだから、と理由で愛されるのは嫌。
あくまでも私自身をみていてほしい。
エムの部分を抜きにしても愛してる、といってくれる人じゃなきゃ嫌。
乙女心って複雑…(乙女ぢゃないか…)
かなり苦手です。鞭とかスパンキングとか、アナルとか…あと熱い蝋燭も…
痛みや熱さに敏感みたいで…特に熱さには…
だけど、本当に愛する人のためなら、その人を歓ばすために、身を差し出すのだろう。愛しているから、耐えるのよ、という顏をして。
貴方が嬉しそうに叩いているのをみたときに、貴方が飽きるまで、耐えたい、そう思えた。貴方が私に欲情する…それがすごく嬉しかった。
苦手なことにたいしても身を捧げられるのがわたしにとっての愛情。
本当に愛している証拠。
お尻がや背中がまっかになるまで叩かれてぼろぼろになった私に貴方は優しくキスをする。
「がんばったな。」
と微笑みながら…。
私は痛くて泣いてるのか嬉しくて泣いているのか、はたまた気持ちよくて泣いているのかもはやわからなくなる…
ただ貴方の瞳だけをみつめて愛を伝える…。
そして貴方の声に欲情し貴方の瞳に発情する…
ぼろぼろの私にはもう何も考える力もなく、ただ私の瞳にうつる貴方だけをひたすらみつめ…
頭が真っ白になった私に貴方は入ってきてわけのわからない快感に襲われた…
あんな感覚はあれ以来一度もない…
いつもどんな行為をしても、私は我を忘れたことがない。
どこかに冷静な自分がいて、醒めた目で惨めな私をみてる。
それは消えることがなく常に、だ。
だけどあの時だけは、頭の中は真っ白で何も考えらなくなっていた…
私をあんな風にできたのは貴方だけだよ…
拘束されることに憧れを抱いていた。
躯も心も縛ってほしいと願っていた。
性癖って変わらないものだけど嗜好は少しずつ変わっていっているように思う。
痛いことと汚いことが苦手なのは今も変わらないけど、縄で縛られたい、初めはそれだけだったのに、今はラップで巻かれたり、包帯で巻かれたり、そんなものに憧れを抱くようになった。そこに興味が湧いたのは、惨めで無様な姿にさせられることになぜかすごく興奮するようになってしまったから…。
そして、自分の意志でまったく動けないなすがままの状態になりたかったから。
私の全てを支配してほしくなる…。
一方では犬のように扱われることも嬉しい私…
首輪をはめられ名札をつけられ、短いリードに繋がれて、四つんばいの状態で、拘束具で立てないようにされ、手は指が使えないようにグーの手で固定される…
呼ばれたら足元にふせをして貴方の言葉を待つの…
ごはんも貴方の足元でよつんばいになって口で食べるしか許されない…
私の憧れはきっと、縄で縛られたいじゃなく、全身を巻かれることでもなく、ペットのように扱われることでもない。
愛する人に全てを支配されたいの…
支配という名の愛情がほしいのだと思う。
歪んだ愛し方しかできない私には歪んだ愛情しか理解することができないのかもしれない…
愛すれば愛するほど支配されたくなる…
今はもうそばにはいない貴方に教えられたよ、そんな自分の感情があることを…
いつかそう思える人にまた出会えるのかな…
私のことをすごくすごく愛してくれた人がいた。
だけど私は結果的に彼を大切にしてあげることができず、最後には突き放してしまった。
私は彼を愛していたのだろうか?
それとも愛していたつもり、だった?
正直よくわからない…
だけど彼と別れて少しの月日がたち、思い出すのは彼ではなかった。
すごくすごく愛していた人。
いや、厳密には過去形にはできないかもしれない。
逢いたくてたまらない夜は眠ることもできなくて、頭の中で過去がぐるぐる回る。
初めて何かを捨ててでも、全てを捨ててでも手に入れたいと思った愛だった。
私はMとして、女として彼に愛されたかった。私は欲張りだったからその互いのバランスがとれてないと辛かった。
彼はSだったけど私のM性はそれを遥かに上回っていたような気がする。
だから悩むことも多かった。
Mじゃなければ、抱きしめてもらえるだけで満足できる、キスだけで満足できるのにって。
実際、一緒にいられるだけでも嬉しかったし楽しかった。だけどそばにいればいるほど、虐められたくてたまらなくなる。だけど時間がそれを許してはくれなくて、歯車が狂うことも度々あった。
今思うと、当時の私は今以上に子供だったし大人ぶってたように思う。
今ならもっと違う付き合い方ができるような気がする。
そう思うと逢いたくてたまらない。
いや、彼に会えばあのころの私に戻ってしまうかもしれないね。
貴方への想いは今でも変わらないから。
ブログを始めることにしました^^続くか心配ですが…w
近々HPもたちあげるつもりです☆
Mとしてしか人を愛せず、虐められることに愛を感じる哀希-aki-です。
愛情表現、それは拘束であったり束縛であったり、辱めであったりする。
涙がでるほど恥ずかしくても、痛くても、体はきちんと反応してしまう。
それが、私。