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Another me~完全拘束に身を委ねて~

Another me~完全拘束に身を委ねて~

圧縮袋やラップでの完全拘束、呼吸制御と窒息、マミフィケーションなどのSM的嗜好を持つ二人のことを書き綴っています。



「これ、着て。」


と渡されたのは全身タイツ。


事前に私の住所に送れてきていたピンクの全身タイツ。



なんでピンク・・・ただでさえ全身タイツって私からすると恥ずかしいのにピンクとか尚更恥ずかしい・・・。



そしてもちろん圧縮袋の再登場・・・。

もう圧縮袋は終わりだと思っていたのに…。



一回目だけは早めに解放してくれた。
でもそれ以降は本当にひどかった。


壊れていると思っているから、少しでも私が息出来ているのをみるとすぐに空気を抜いてしまう。

壊れているといってもそんなにすぐ沢山の酸素が入ってくるわけじゃないのに。


これ以上抜けないくらい空気を抜く。


吸引ポンプのスイッチが入るだけで怖くてたまらない。


空気を抜かれながらすでに暴れていた。



壊れていても、タイミングによっては中々まったく空気が入ってこない時もある。

それに今吸いたい空気がないんだから当然窒息するわけで。


圧縮袋に入れられるといつも思う。必死になるとこんなに暴れてしまうんだなと。


回を重ねるごとに限界は引き上げられていく。


怖い、怖いよ・・・。


やっぱり圧縮袋は苦手・・・。



会う前に圧縮袋に入れた状態で電マとかローターで快楽責めもいいねと言われてた。


電マはもってなかったし、ラブホにもなかった。ローターは多分目にとまらなかったのかな。


こんな状態で快楽責めなんて耐えられるわけないって思った。


今回は免れたけれどきっといつかされるんだろう。


快楽責めというのはあんまり経験がないので未知の世界。

全く興味がないかと言われれば嘘になるけどやっぱり怖い。



何度か圧縮されては解放されを繰り返し、やっと圧縮袋から解放された。


ソファに座った彼の前に私が座り込んでいるカタチになって、乳首に触れられる。


「こんなピンクの全身タイツでこんなに乳首たたせて恥ずかしいね。」


と彼はいい、私は恥ずかしくも体を震わせイキそうになる。


こんなにたくさんひどい目にあった後なのに、私はこんな簡単なことでイキそうになってしまうんだ。



全身タイツを脱がしてくれて、

「シャワー浴びといで。片付けしとくから。」


終了の合図。


途端に私はもう終わりなの?と物足りなさを感じてしまう。


もう、そんな体力も余裕もないはずなのに、もっと色々されたいって思ってしまう。



本当にどうしようもな変態だ。





 Fin

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息ができないってスイッチが入ると悲鳴を上げ続けるしかなかった。


私が寝かされている左側にソファがあったはずで、彼の気配もそのあたりにあった。

私は彼にアピールするように、左をむいて暴れていた。

あんなに動けないと思っていたのに、本気なると上半身持ちあがってた。


ずっと左側を向いていた。こんなひどい目にあわせているのは彼なのに、彼に救いを求めてた。


取って、お願い、ねぇお願い・・・助けてって思いながらずっと彼の気配がある方に暴れて、悲鳴をあげてた。



もうさすがに解放してくれると思っていた。



そんな私の気持ちをよそに彼は新しい遊びで私を責め始めた。


また、テープで息を遮られる。

一度苦しいってスイッチが入るとなかなか「無」にはなれなくて、すぐに悲鳴をあげてしまう。

もう限界・・・と思った瞬間解放されてほっとする。


なのに、息をしっかり吸う前にまた彼は私の呼吸を遮る。

何度も何度も繰り返されているうちに、酸素を感じても息をするのがこわくなった。

「吸おうとしたら塞がれる。」

そう思い始めると私はいつ息をしたらいいのかわからなく、ずっと苦しかった。

息を吸える一瞬のチャンスさえ自ら手放していた。


もうそうなってしまったらテープで塞がれていようが塞がれてまいが一緒だった。

終わらない苦しみ。

「気が狂いそうだよね。」


みたいなことを言われたような気がする。


あぁ、楽しんでいる。


私の命で彼は楽しんでいる。


一呼吸おいては何度も繰り返された気がする。


気が狂ってしまえば楽なのに、パニックになればきっと解放してくれるのに。

気絶してしまえば何もわからなくなるのに・・・。


私はそのどれにもなれなかった。



何度も何度も繰り返され、やっとテープを外してくれてこれで解放されると思っていた。

「もう出たい?」

首を横にふる。

「そうだなぁ、そろそろかなぁ。」


そういいながら、彼はまた私の鼻にテープを貼る…。

あまりよく前後の状況は覚えていないけれど、インパクトが強すぎて、絶望感が強すぎて覚えていることがある。


ビニール袋を被されて、その上から何かを被された。


その何かがなんなのか、なぜかすぐわかった。


全頭マスク・・・。この瞬間が一番怖かった。絶望感が強かった。

すぐに助けて貰えない恐怖。

後ろの編み上げまでは絞められていなかったけれど、もうほとんど私に体力は残っていないなか、

全頭マスクから解放されても私の顔にはビニール袋が張りついている。

ビニール袋から解放されても私は鼻でしか息が出来ないのに…。


そんな風にあの状況下で正しく恐怖を感じていた。


パニックになんてなれるはずないんだ。


怖くて怖くて、でも逃げることもできない。

私は、無力だった。



これが最後だっただろうか。



「仕方ないからそろそろ出してあげようかな。」


やっと本当に解放してくれた。



怪我をしないように丁寧に丁寧にテープを切ってくれる。


首辺りを切る時に


「動くなよ。」


と言われ、彼は普通に危ないから言ったんだけど、つい萌えてしまった。あぁどうしようもないマゾ心・・・。


解放されると寒くて寒くて自分で抑えられないほど体がぶるぶると震える。


自分の体なのに、なにこれっておもしろかった。


水分補給をして少し休憩した。


まだ、チェックアウトの時間には余裕があった。


きっとこれで終わりじゃないんだろう。次は何をされるんだろう・・・。


恐怖なのか期待なのかよくわからない感情だった。

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「腕、痛い?」


喋れないから首を横にふる。
いつもなら首を縦にふる位の時間は経っていた。

きっとうまく巻いてくれたんだろう。痺れは一切なかった。


でも、怖くて一瞬だけ迷った。痛いふりして解放して貰った方が…なんて。

どうにも嘘がつけない性格なので、結局素直に首は横に振っちゃったんですが。


「じゃぁ、まだこのままで大丈夫だね。」

と彼はいうけれど、私には

(じゃあ、まだまだきつく責めても大丈夫だね。)

にしか聞こえませんでした・・・。


呼吸ができるのは鼻の穴だけ。


テープの音がしたら、もう次自分がどんな目にあるかすぐわかってしまう。


なんとか貼られまいと頭を左右に動かす。
意味のない抵抗だとわかっていながら、そうせずにはいられなかった。

「まだ、なにもしてないでしょ」

と少しイラついた声が聞こえる。


あぁ、呼吸ができなくなる…。


彼は丁寧にテープを鼻に貼り付ける。
執拗なくらいに鼻に密着させていく。


息が荒くなっている私はもちろんすぐに苦しくなる。

いつ取ってくれるのかもわからない恐怖の中、しばらくは悲鳴をあげる前に解放してくれた。


でも、終わらない。

何度も何度も…。

時には馬乗りになった状態で私の呼吸を管理する。

私は彼の体の重みを感じながら・・・興奮しているのか苦しいのか辛いのかもうよくわからなくなっていく。


何度も何度も繰り返され、私の体力も少しずつ削られていく。

喚く元気もなくなっていく。



もう、どうにでもして・・・。


そう思った瞬間が何度かあった。


悲鳴の上げ方がわからなくなる瞬間がある。

静かに呼吸をして解放してくれるのをまってしまう。

呼吸していたのかもあやしいくらい、静かだったと思う。


「無」になっていく。


そんな私を見ると彼は不満そうなオーラ全開で私の体を揺らす。


みえないけど、わかった。


静かに耐えるのとか求めてないと言わんばかりのオーラが。



わかってる、彼は私の悲鳴が聞きたいんだって。


でも悲鳴あげる体力もうないんだ。

不思議と静かにしていると以外と苦しくなくて、このままでいられるんじゃないかって。

もしくは苦しまず気絶できるんじゃないかって。



そう思ってしまう。


でも、一旦「苦しい」ってスイッチが入ってしまうと、もう一瞬も耐えられなかった。


あの感覚は本当に不思議で、表現がとても難しい。


「パニックに陥る」か「無になる」か、どちらかなのかもしれない。


「無」になってしまう時は楽しませてあげられなくてごめん…そんな感情が多くを占めてた。

彼もきっとよくわからなかったんじゃないかな。

まったく規則性もなく悲鳴をあげてみたり、静かになってみたり。


何度も何度も繰り返される。


「悲鳴が聞きたいな。」


と私に馬乗りになった彼が鼻にテープを貼る。


そんなこと言われたら、「無」でなんていられないじゃない・・・。


辛いのに苦しいのに、もう悲鳴あげる元気すらないのに。


何度も何度も・・・


私の悲鳴を引き出すべく私を責める。


もう許して・・・お願い・・・もう嫌、もう無理だよ、もう耐えられない・・・もう限界だよ・・・


頭のなかはそんな感情でいっぱいだった。


「出してほしい?」


力なく頷く。


「まだに決まってるでしょ。」


そんな問答を何度もしたような気がする。


辛かった。本当に今までで一番くらい終わりが見えなくて苦しくて余裕がなくなっていた。

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暫くして、柱から解放されると床に寝かされた。

まだこの時点で腕は、全然痛くなかった。

せっかく丁寧に巻いて貰ったから、痛くて解放して貰うしかないなんて状況にならないでほしいと願っていた。


モノになって横たわっている私を、彼は自分の体全体で圧迫するような体勢で強く抱きしめる。
私は、圧迫されるのに弱い。
足で踏まれた時もそうだったけど、圧をかけられるって好きみたい。


「いいねぇ。このまま持って帰って抱き枕にしたい・・・。」

と満足そうな声が聞こえる。見えなくても声色でわかる。楽しそう。


心地よい圧迫とこの異常な状況と彼の言葉に息が上がってしまう。

厳しい呼吸制御をされてなかったら、私はホテルを出るまでに何回脳イキしていたんだろう。
本当に、憎いくらい私のツボをついてくる。
呼吸制御もほどほどだったら気持ちよくなれるんだけどなぁ。(笑)


彼に呼吸制御をされると生きるのに必死になるから、そういう快感は感じる余裕がない。。


ふいに圧迫感が消えた。


何も見えないので彼の動きがわからない。

突然お腹に軽い圧がかかる。

足で踏まれてるんだって思うと、自然とはしたない声が出てしまう。
本当にどうしようもな体だ。

暫く足置きにされ、またビニール袋を被せられた。

鼻しか息できないのに・・・。

テープの音がする。

いやだ、袋の口閉じないで・・・。ほとんど動かせない首でいやいやする。

案の定、首元にテープが巻かれる。

「さて、ちょっと仕事のメールするね。終わるまでそのままだよ。

 大事に呼吸しないと、メールし終わる前に酸素なくなっちゃうよ。」


そういうと、私のお腹の上に何かを置いた。
PCの立ち上がる音がした。ノートパソコン置かれてる・・・。

お腹の上で鳴る早いタイピングの音、少しずつPCの熱であつくなっていくお腹。
不思議な感覚だった。

本当にモノになったかのよう・・・。


でも、モノにはなりきれなかった。
真綿で首を絞めるように少しずつ息がしづらくなっていく。

ビニール袋を外してほしくて、ずっと鳴いていた。

「うるさいなぁ。 ちょっと空気減らしこっか。」


そういって私の顔を触り、ビニールを押し付け空気を逃がす。

実際には、首できつくテープ巻いてるわけじゃなかったと思うので、そこまで大きな影響はなかったかもしれない。
でも、その言葉と手で私はまた余裕をなくしていく。少しずつ少しずつ。

お仕事の邪魔しちゃいけないみたいな殊勝な気持ちもあったり、
でも早く終わってほしかったり、かまってほしかったり・・・。

少し緩やかな呼吸制御だったからか、そういった色んな感情が渦巻いていた。


「よし、終わった。」


そういうと、PCを片付けて今度は布団にくるまれた。

鼻でしか息が出来ない私には、布団の厚みは窒息するのに十分すぎた。


暑さなんてもはや感じない。ただただ、息苦しい。


「このまま圧縮袋いれちゃおうかな・・・。」


という声がかすかに聞こえてまた怖くなる。
でも、直立じゃ入れられないはずだし、きっと冗談だ・・・。と自分を落ち着かせる。

案の定、圧縮袋には入れられずにすんでほっとした。


布団から解放された後はまた、厳しい呼吸管理が始まった…。


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柱に固定され、当然の如く彼の手が私の唯一の呼吸穴を奪う。

彼の手だけで、彼の指だけで、たったそれだけで、私の全てはなすがままだった。


そして、また頭も柱に固定された。

ストレッチフィルムだけの時よりも、覆っているものが多いからか絶望感は大きかった。

鼻だけ残してぴったりと柱に固定された。

この後起こることを想像したら怖くて怖くて、か細い声で鳴いていた。


もう、何も動かせない。身じろぎすらできない。
自由に出来ることは鼻の穴で呼吸をすることだけ。

そんなささやかな自由も彼は楽しそうに奪う。


視界も奪われている私は突然息苦しくなって怯える。
鼻にテープをぴったりと貼られた。鼻に密着するように丁寧に指で押さえていく…。


暴れることもできないのにどうやって限界を伝えたらいいの・・・。

ほんの少しだけどこからか入ってくる酸素で耐えていた。
限界が来る前に解放してくれて、ほっとしたのもつかの間またテープを戻された。


この絶望感を味わうと、さっきのようにかすかな酸素を探すこともままならなくなる。


また、私は体を上下に揺らす。


「せっかく綺麗につくったのに、暴れられたら困るからね。」

と、激しく暴れる前に解放してくれた。


あぁ、きっと本当に簡単には解いてくれないんだなと、その言葉で覚悟するしかなかった。


そして、限界が来る前に外してくれる変わりに、何度も繰り返された。
終わりのない恐怖を私に与え、私は少しずつ追いつめられていく。


テープの後は、ストレッチフィルムで鼻すら柱と一緒に巻かれてしまった。
巻き付けられるというのはテープを貼られるより怖い。
ただでさえ簡単には外してくれないのに、その上外す時もすぐ外れないんじゃないかって不安になってしまうからだと思う。


恐怖心と息苦しさで、私はまた精いっぱい体を上下に揺らす。

こんなことぐらいしか出来ない自分の無力さを実感し、恥ずかしくて情けなくてたまらなかった。

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休憩を挟んでくれて、彼が買ってくれていたサンドイッチを食べる。

封をあけてくれて、一つ渡してくれる。
彼はソファの上にいて、私は床にいてソファにもたれかかっていた。

テレビをつけて、少し普通の時間が流れる。

サンドイッチを食べ終わり、緩やかな時間が流れる。

「そんなんでテープマミーなんて耐えれる?言っとくけど巻いたら1,2時間はださないよ?」

何も言い返せない…汗


そんな話をしながらなぜか彼は私の髪を触り続けてた。
なんか色んな新しい行動に戸惑う。嬉しいから戸惑っているんだな、とちょっと照れくさくなる。


暫く迷っていたみたいだけど、巻くことを決めたようでまた私を部屋の中央に立たせた。


手も一番楽な場所を決めさせてくれて、

「そこでいいんだね、痛くなってももうだしてあげないよ。」



気を付けの姿勢で巻かれていく。


どうか、腕が痺れませんように。そう願いながら巻かれていく。


「巻かれてる間暇でしょ?」

と、またビニール袋を被せられた。

珍しく巻くことに集中していてあまり構って貰えなかった(笑)

ストレッチフィルムを巻き終えると、何か所か縦に上から下までテープを貼っていく。
ほんと作品作ってるって感じがした。

そして、白いビニールテープで巻かれていく。


丁寧に丁寧に巻かれていく。
まるで美術品でもつくっているかのようだった。

体を全部巻き終え、

「後は顔と足だけだね。」

と言う。


ストレッチフィルムだけよりもやっぱり圧迫感が違う。

また、これで全部奪われる。

そう思うと、怖いくせにドキドキした。


「鼻と口どっちにしようかな…」

もともとラップの時点で開いていたのは口元だったけれど、彼は鼻呼吸を選択し、口元はぴったりと閉じられた。


鼻の穴に指を突っ込んで遊ばれる。


もう、この小さな二つの穴でしか私は息が出来なくなったことを実感させられた。


鼻の穴しかあいていないのに、またビニール袋を被せられた。
袋の口を絞られ呼吸制御される。

せっかく出来たのに暴れられたら困るから、と喚く前に解放してくれた。

彼の手が私の顔に触れると、その振動と音が顔中を巡る。
その振動に私はまた息を荒げるしかないんだ。



全部巻き終えたら横にしてくれると思っていた。
ふいに持ち上げられ、また柱の前に立たされる。

そしてまた、私の体と柱が一体化するようにストレッチフィルムで巻かれた。


もうただでさえ動けないのに。

視覚も奪われ、喋ることも許されず、ただ少し身を捩ることすら奪われた。

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彼は私を圧縮袋から解放すると、圧縮袋をソファの方へ片付けた。


「じゃあちょっと、撮影しないで遊びますかね。」


と呟く。

何されるんだろう・・・。


体は後ろ手で手枷だけ嵌められた状態だった。


すると、タオルを顔の上に置かれた。
新鮮な空気を吸わせてくれないパターンか・・・。

くらいにに思っていたらタオルで顔を包まれる。

え・・・?


「なんで、ストッキング持ってこないかな~。ないなら普通買ってくるでしょ。」

とイラついた声色・・・。

「ほら、こんなことしてもストッキングなら苦しくなかったのにね。自分が悪いんだよ。」

そういって、ハンディのストレッチフィルムでタオルの上から顔を巻き始めてしまった・・・。




彼からは事前に古いストッキングためといて持ってきてねと言われてた。

太ってからはほとんどスカートもはかなくなっていて、それ故ストッキングもはくことがなくなっていた。
ので、ないよと事前に言っておいたものの。
ま、新しいの買っていけばいいかと思いながら遅刻ぎりぎりで買えず。

ま、ストッキング位いっか。
と、思っていたんです。

ホテルに入り荷物をあけて、結構すぐに

「あれ、ストッキングもってきた?」

と聞かれました。


「持ってないって前に言ったやん。」

と普通に返したものの、ちょっと嫌な予感がしていた私。


まさかこんなことになるなんて・・・。

もう既に体力を削られている私は、正直タオル越しでも息をするのがしんどかった。

タオルを通じて少しだけ空気が入ってくる。
でも分厚いタオルだから苦しい・・・。
いやいや、って首を振っても喚いても外してくれるはずもなく。

全く息ができないわけじゃないのに、物凄く辛かった。
だからなのかどんなタイミングで解放されたか覚えてない・・・。

そしてその後手枷も足枷も外してくれて、自由な体になったと思ったら。


彼はストレッチフィルムを手にしたまま私に馬乗りになった。

すぐに何をされるか想像がついてしまう自分が怖い。
彼の考えることがわかってしまう。

案の定彼は手にしたストレッチフィルムを思いっきり伸ばして私の顔に貼り付けた。

手は自由な状態だったから、抗おうと手を顔に持って行こうとする。


そしたらすぐに手も彼の足の間に挟み込まれ、自由を奪われた。


無様な顔にさせられて、呼吸もさせて貰えない・・・。


「舌で穴あけたらいいじゃん。できるって。
 自分で穴開けなきゃ解放してあげないよ。」


そんなのストレッチフィルム相手に出来るわけない。
ほんとにひどい・・・。
それにそんなことしたら余計に恥ずかしい顔になるのはわかりきってる。


そんなみっともない顔を見たかったのかもしれないけど、
まだ恥ずかしさが勝っていて舌で必死に穴をあけようとは出来なかった。


それでも顔を動かしまくっていたからきっと歪んで相当変な顔になっていたと思う。

解放されると。


「ヘタレすぎるでしょ・・・。  ん~どれくらいもつのかなぁ。」


そう言ってまた私の顔にストレッチフィルムを巻き始める。体は自由のまま。
4重位に巻かれたような気がする。


以前なら、一旦は呼吸穴をあけてくれて、それから遊ばれることが多かった。

だからそうしてくれるんだと思っていた。

ただ、それよりも体が自由なままの方が違和感があった。
何かで拘束していなくてもだいたいそういう時は彼の体で自由を奪われていたから。


「手自由にしてるけど、外したらダメだよ。」

また、そんな風に思っていた私の心を読んでいるかのタイミングで彼は冷たい声でそう言い放つ。


圧縮袋の時と同じで、自分の意思で彼に従うというのは新しくて。

これまではどちらかというと彼の好きにされてなすがままで、受け入れざるを得ない状況ばかりだった。


こんな風に「自由」を与えられたのは初めてだった。


昔の生意気な頃の私なら無視して、すぐ外そうとしていたと思う。(笑)

「なんでいう事聞けないの?」

って叱られて、お仕置されるのを選んだでしょう。
ねじ伏せられたかったから。

自由を与えてほしくなかった。
自ら選んで呼吸を手放しているなんて、自分にも誰にも言い訳できないなんて恥ずかしくてできなかった。

受け入れざるを得ないから受け入れる。それしかできなかった。

お仕置とか罰いう言葉にはいつになっても弱い。

だから、今でもそういう感情は間違いなくある。



なのに・・・関係性が変わるって恐ろしい。

この時私は・・・手を顔に持っていけなかった。

ううん、持っていかなかった。
自らで選択して呼吸を手放した。

彼が怖かったとか、そんな感情じゃない。


敢えてそんなことをするということは、彼がそういう私を見たいという事。

そう思ったら、抗えなかった。


でも、やっぱり苦しさには勝てなくて、手をストレッチフィルムへ持っていってしまう。
それでもすぐにはめくれなかった。

本当にヘタレで我慢できたのはとても短い時間だったと思う。


「まだ、まだだめ。

   まだ、 まだ、 まだ。」

と言葉だけで私の手を抑圧する。

最終的には彼に抑えつけられたかな、あんまり覚えてない。
でも、限界がきて自分の手でストレッチフィルムをめくって息をしたことは覚えてる。

だから、怒られるかと思ったけど、何も言われなかった気がする。


自分で選ぶというのは本当に辛い。

でも、今までと違う何かを垣間見たような気がした。



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ストレッチフィルムから解放されると、めちゃくちゃ汗をかいているのですぐにタオルで拭いてくれる。

風邪ひくし、当たり前の事だってわかってるんだけど、いつもこの瞬間が好き。

人によったら当たり前のように自分で拭かす人もいるだろうしね。


前面を拭いてくれて、背中のストレッチフィルムをとるのにごろんとうつ伏せに転がった。

背中も拭いてくれて、暫くぼーっとしていた。


「汗ですぐ消えちゃうね。」

と、彼はマジックを手にし、背中に落書きをし始めた。


う・・・またスイッチはいっちゃう・・・。
こんな事ではぁはぁしてしまう自分が恥ずかしい・・・。

背中の後はお尻にも書かれた。

背中とか自分で消せない・・・って思うと余計萌えてしまう・・・。


恥ずかしくて仕方ないのに欲してしまう。


「彼以外誰にも見せられない体」にされるという感覚が好きです。


水分補給をして、ひと段落すると。

「圧縮袋試さないとな~。」


私の一番苦手な圧縮袋の出番がやってきたみたいです。
Q-ponを使うのが今回初めてだったので、早く試したかったんだと思う。

後ろ手で手枷を嵌められ、膝を曲げた状態で足枷も嵌められそれらを繋がれた。
そして、仰向けで圧縮袋の中に…。


昔は圧縮袋興味深々で、きゅって圧迫される感じも好きだったけど、本当に今は恐怖しかない。

だって、解放してくれないんだもん。

限界まで悲鳴上げても、まだ出してくれないんだもん。


でも絶対気絶させないタイミングで解放するんです。何よりも残酷。
気絶してしまえるならその方が楽なんじゃないかと思う。

そんな記憶しか最早ないので、本当に圧縮袋は苦手です。


私にここまで苦手意識を植えつけるって相当鬼畜だわ・・・。



あっという間に私は圧縮袋の中に収まってしまった。

掃除機と同じ音がして、周りの空気が徐々に吸い取られていく。


どうするんだっけ?とりあえず息吸わないと・・・。

吸ったらどうするんだっけ?息止めて我慢するんだっけ?

吐いちゃったらもう空気ないんだっけ?

悲鳴上げなきゃだしてくれなかったっけ?


久しぶりすぎて色々よくわからなくて戸惑っていた。

ちゃんと顔のある方から解放できるようにしてくれていたけどそれでも不安だった。


最初は限界を迎える前に悲鳴をあげる前に解放してくれた。

回数を追うごとに厳しくなっていく。


中に多少空気があっても、「苦しいっ」てスイッチが入っちゃうともうだめで。
すぐ出してくれないのもわかってるから早く出たくて喚いてしまう。

苦しくて怖くて不安で、すぐ暴れてしまう。


何度目かでどこかに穴が開いたのか、少しすると空気が入ってくるようになった。


一瞬ほっとするんだけど、これがまた新たな恐怖の始まりで。


敗れたことに気づくと、今度は容赦なく圧縮し始める。

これ以上抜く空気がなくなる限界まで圧縮して、空気が戻ってきたらまた圧縮という無限ループ…。


どちらかというとこっちの方が恐怖かもしれない。


数十秒もすれば空気が少しずつ戻ってくる。少し安心してその少ない空気を吸おうとするとまた圧縮される・・・。
もう、空気があろうが関係なく、その状況が私を精神的に追い詰める。


体勢をかえ、今度は体育座りの状態になった。

いつも暴れる姿を楽しんでいるはずなのに、

「暴れたらダメだからね。もっときつくするよ。」


あまり命令をされて自らの意思を試されるみたいなシチュエーションはこれまであまりなかった。

抗えない・・・絶対服従感・・・。


足を動かさないように頑張ってみるのだけれど、やっぱり怖くなって暴れてしまう。

「だめ、もう一回。」


そう言い放つ。回数が増えれば尚の事暴れずにはいられなかった。


でも、彼の命令通りに我慢しようとしたあの感覚はなんだかぞくぞくした。

一瞬しか無理だったけど・・・。

何度かして圧縮袋から解放して貰った時は本当にほっとした。

やっぱり圧縮袋は怖くて好きになれません・・・。
あの密着具合はすごい好きなのにな・・・。息出来たらいいのにな・・・。
息を止められるのと空気をなくされるのではやっぱり後者の方が断然怖い。


またヘタレすぎると言われたけれど、仕方ない。


怖いものは怖い。
苦しいものは苦しい。

リハビリするくらいの気持ちでいてくれないと。(笑)


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私を床に寝かせると、ビニール袋とテープを巻かれている私の顔にまたビニール袋を被せた。
そして、私の体を足置きにしたり、踏みつけたりして遊び始めた。

顔を踏まれ、少し体重をかけて体中を強く踏まれた。
手で触れても貰えず足で踏まれているだけなのに私の口からは苦痛とは思えない声が出てしまう。


記憶から抜け落ちてるだけかもしれないけど、踏まれたの初めてかもしれない。
そんな普通のSMみたいなことされた記憶がない。(笑)

いつも大体ベッドに寝かされるからというのもあるんだろうけど。

踏まれるというのは被虐心を煽られます。
顔を踏みつけられるだけで、もう息もできない。

踏まれて息が出来ないなんてそんな惨めなことがあるでしょうか…。

とはいえ萌える余裕すらない。苦しくて踏まれた足から逃げるのに必死だった。


ふいに首に圧迫感を感じた。首を踏まれ、首を絞められる時と同じ様な圧迫。
そして、首を踏むことでビニール袋の口も同時に閉じられてしまっていて空気を遮断される。

そんな状態なのに、首が弱い私はまた感じてしまう。
こんな状況でも・・・体はまだ反応してしまう。

首から足が離れたと思ったらまた顔を踏まれ、ビニールが張り付く。
足から逃げようとするけれど、逃げられるはずなんてなかった。


また、首を足で圧迫される。
苦しい・・・
なのに彼はもう片方の足で私の顔を撫でまわし踏みつける。


屈辱的でもあり、無力さを感じさせられ、恥ずかしくもイキそうになっていた。

体がびくびくしてしまうのを抑えられなかった。



こんな状況でも、感じてしまうなんてきっと彼は笑っていたんだろう。


何度も足で遊ばれて、そのうちに少しずつ腕の痺れが治まってきていた。


拘束されているのは好き。だからすぐに痛くなってしまう腕がいつも恨めしかった。

でも、今回は拘束を解かれたかったんじゃなく、呼吸管理から解放されたかった。

呼吸制御をされると、声にならない声でずっと「いや、いや!もうだめ!」と喚いていた。

元々プレイ中は恥ずかしくてほぼちゃんとした言葉を発せません。
喘いでるか泣いてるか悲鳴あげてるか・・・。

そんな私があれだけ喋った(?)のは本当に珍しいなと思った。

自分の限界を必死で伝えていた。
でもその限界は彼が見る私の限界じゃなかった。

私の必死のアピールは一度も受け入れて貰えなかった。

ひとしきり呼吸制御を繰り返して遊んだらやっと、解放してくれた。



そして、この素に戻るタイミングが一番恥ずかしい・・・。
萌えない恥ずかしさ…。


ヘタレだと笑われ、言い返す。

「だいたい、全然ソフトじゃないぢゃん・・・」


ソフト感あったの最初の数分だけじゃん・・・。

本当に彼のソフトは信用ならないと改めて思いました。(笑)


そりゃ彼を楽しませられるM女さんなんて中々いるはずがないわ・・・。

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顎の下はそこまできつく巻かれているわけじゃなかった。
でも、鼻の上下を巻かれていたから、ビニール袋は否応なしに鼻に張り付くので息なんてほとんどできなかった。

密閉に近い状態にされればされるほど絶望感って大きくなる。
たかだかビニール袋でもそう。
その瞬間っていざとなったらビニールを破ってくれるという選択肢を思いついていなくて、
限界がきた時、どうやって解放するつもりなの、怖い…。ってなってしまう。

多少厚めのビニール袋でも男性の力なら簡単に破れるのにね。
そんなこともわからなくなるなんて滑稽だ。


少しずつ少しずつ追いつめられていく。

ちょっとよく覚えていないんだけど、口元辺りのビニールを破かれたんだったかな。
とりあえず息が出来る状態になってほっとするのもつかの間、遂に頭もストレッチフィルムで柱に固定されてしまった。

きつく巻き付けられ、もう何も動かせなかった。絶望感と無力感、私は今彼に全てを支配されているという実感。

色んな感情が混じりあっていた。

そして、変わらず居続ける恐怖心も。




もう息をすることしか許されないモノ。

息をすることすら彼に与えて貰わなければならないモノ。

身を捩ることも顔を背けることもできないから、手で口を塞がれるだけ。
たったそれだけで、私は息を吸うという生きる最低限の行為もできない。

されている瞬間は正直ここまで考え実感している余裕はありません。
今、回想しながらそれを改めて実感しています。



最終的には口元もストレッチフィルムで塞がれ、柱に固定されたような気がする。

怖かった。怖くて絶望感しかなかった。


人間って必死になるとどうにか動ける方向を探すんでしょうね。

気づけば上下に体を揺らしてた。


笑える足掻きだっただろうな。


限界なの、許して。


そう、口にすることも許されず、ただ体を必死に上下に揺らす。


これも曖昧な記憶でどのタイミングだったか定かじゃないけれど、

息をさせてくれた瞬間に直接キスされたような気がする。


最初訳がわからなくて、指かと思ったら唇だったような・・・。
違うかったらどうしよう。(笑)脳内変換も甚だしい。。



キスは本当にずるい。
極論ですけど、私にとってセックスより敷居が高いです。

絶対したくない人とどっちか選んでしろと言われたらセックスを選ぶと思う、ってくらいには。



元々異常なくらい他人の体液が苦手です。

身内はもちろん友達と飲みまわしも無理です。


だからかもしれない。
だから逆に体液交えても不快じゃない人とできるキスは好き。


今回唯一の飴はこれだったか・・・。(笑)


でも飴なんてものは一瞬で何度も何度も、呼吸制御は続く。


そんな中腕の痺れを感じ始め辛くなってきた。
二度も下垂手をしているので痺れはちょっとトラウマで怖いです。
(原因は彼じゃない別の人です。)


もぞもぞと指を動かして感覚を確かめ始めると、もう頭がそっちにいってしまって集中できなくなる。

彼もすぐに気づき、柱から解放し、仰向けにして寝かせてくれた。


「まだ1時間も経ってないよ。」

と意地悪を言う。


とは言いながらも、てっきり拘束も解いてくれると思っていた。


テーマ : SM    ジャンル : アダルト
プロフィール

哀希-aki-

  • Author:哀希-aki-
  • 振り返れば幼少時代からMでした。根本は羞恥系M女。そこからSMといわれる事は一通り経験し、完全拘束という世界を知りました。呼吸すら相手に委ね、なすがままのこの世界が好き。7年の休息期間を経てまたJ Master様のパートナーとなり戻ってきました。
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